今日から試せる!家事が苦手な人が家事上手になるためのコツ
がんばる女性を応援し、お客様感動度120%を目指す家事代行のベアーズです。
ところで家事、好きですか?
このように聞かれて、声高に「大好きです!」と叫ぶ人はそう多くはないでしょう。私たちは日々山のような家事に追われ、好きか嫌いかなどと考える余裕もなく、ただひたすらこれらをこなしているのだと思います。そして、ほとんどの人が何らかの家事に苦手意識を持っているものです。それが掃除であれ料理であれ「めんどくさいな」という気持ちが、やがて「やりたくないな」となり、ますます苦手意識が強くなっていくものです。しかし、ちょっと待ってください!そもそも家事とはそんなに難しいものでしょうか?高度な知識や技術がいるのでしょうか?答えはNOです。家事は誰にでも平等に開かれていて、ちょっとしたコツで驚くほど上達するものです。
そもそも家事とは自分と家族を守る尊い行為です。
家事をやっている自分を誇りに思い「家事が大好き!」「家事は楽しい!」と心から言える人を増やしたい。家事を苦手と思わないでほしい。そこで今回はベアーズの社員でありベアーズレディに向けた社内研修の講師もされている家事のエキスパート野口志保に、家事上手になれるちょっとしたコツを教えてもらいました!
汚さない/汚れをためない。予防医学と一緒です~掃除編1
掃除が嫌いな人、苦手な人はきっと汚れを“ためてしまう”傾向にあると思います。年末の大掃除などと言いますが、私たちの考えはズバリ“脱・大掃除”です。日常的な手入れをすることで汚れを“ためない”―これこそが家をピカピカに保つコツなのです。例えばキッチン。料理をした後の油汚れは時間が経つとこびりついてしまうので、毎回拭き取ることを習慣にしてしまいます。キッチンに付着する汚れはほとんどが水分を含んだものなので、直後であればあるほど落とし易いです。食器を洗うようにキッチンもその都度拭いてしまいましょう。
それからお風呂。お風呂の掃除は出る時にやるのがお勧めです。壁をざっとシャワーで流し、浴槽はお湯を抜くときに専用スポンジで同時に洗ってしまう。お風呂掃除のための時間をわざわざ作らずに出るついでにやるのがコツですね。そしてトイレ。こちらも毎回の使用のたびにサッと拭くことをお勧めします。というのも、目に見えないのですが一回の用足しで便器だけではなく、床や壁にまで尿は飛び散っているのです。毎回すべての面を完璧に綺麗にするのは無理だとしても、便器と床くらいは流せるシートなどで軽く拭くと良いでしょう。掃除は予防医学と一緒で日頃のケアが大事なのです。汚れを“ためない”こと。これが秘訣ですよ。
シンプルが一番。これ、道具の話です~掃除編2
掃除道具のバリエーションには驚くばかりです。用途別に細かく分かれた洗剤、様々なタイプのスポンジやブラシなど、全てを揃えたら膨大な量になりそうです。確かにそれらは便利で特定の用途には最適なのですが、道具を買ったらしまう場所も必要。そして使用するときには用途別にわざわざ使い分けなくてはならない…なんだか大変そうですよね。実際に道具を揃えても頻繁に使用する洗剤はせいぜい1~2種。残りは数回の使用で存在すら忘れられてしまうものです。極端な話、水だけでほとんどの汚れは落ちます。もし洗剤の力を借りるとしたら中性洗剤が1本あれば十分です。掃除の時に持ち運べる道具の量やしまう場所を考えると、掃除道具は極限までシンプルにしても良いのではないでしょうか。
モノにも住所がある!お出かけしたモノたちをお家に帰そう~片付け編
家に帰ってきた時にリビングが散らかっていたら、一気に気持ちが下がりますよね。脱いだ服、子どものおもちゃ、書類、新聞、雑誌…。これらは一体いつどこからやってきたのでしょうか?私たちは「モノにも住所がある」と考えています。部屋が散らかる原因は、お家を離れたモノたちがいつまでも帰らないから。服はクローゼット、おもちゃはおもちゃ箱というように、もともとそれらがしまわれていた場所があるはず。散らからない秘訣は出したらすぐにしまうことです。新聞や雑誌も古いものは資源ごみとしてまとめておき、最小限だけ残しておきましょう。出す→しまうまでをワンセットとして考え、一連の流れを習慣化してしまいましょう。
先手必勝。洗濯機に入れる前のひと手間でその後の運命が変わる~洗濯編
洗濯にもコツがあるの?洗濯機に放り込むだけじゃないの?と思うかもしれません。でもこんな経験はありませんか?ポケットに入っていたティッシュを一緒に洗濯してしまい、他の洗濯物も大変なことになってしまった…。靴下が丸まったままになっていて、中まで洗えてなかった…。これらは洗濯機に放り込む前に一つ一つをチェックしていれば回避できたことですよね?そしてこれこそが洗濯のコツでもあるのです。特に子どものポケット。ティッシュはよくある話ですが、おかしやおもちゃ、あるいはテストなんかが入っていることも!要注意ですね。ひと手間でもチェックは大事ですよ!そしてひと手間と言えば汚れのひどい部分をもみ洗いをしてから洗濯機に入れるのが理想ですが、その時間がない場合は市販のスプレーなどを利用してもいいと思います。また、洗濯物の干し方のコツといえば、しわを伸ばしてからハンガーで干すこと。ハンガー干しはそのままクローゼットにしまうこともできるので一石二鳥ですよ。
それぞれに用意しない。基本はひとつで他はマイナーチェンジさせる~料理編
小さいお子様がいるご家庭やお弁当作りが必要なご家庭などは、一食作るにしても数パターン用意しなければいけないですよね。食べる人や用途によって食材、味付け、形状などがそれぞれに違ってしまうからです。でも、そこまで厳密に分ける必要があるのでしょうか?例えばカレーを作るにしても、最初は子ども用に辛みを入れずに作り、そして取り分けた残りに辛みを加えおとなの分にする。他の料理も同様にスパイスや刺激の強い調味料などはおとなが食べる分だけに加えれば良いのです。お弁当のおかずに関しても、夕食のおかずを最初にキープして(出すと食べられてしまうので)、朝わざわざお弁当用に調理しなくてもいいようにします。また、スープの具材を大きめにしておくと、それだけを取り出してお弁当のおかずにできますよ。考え方のコツですね。
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家事に正解はありません。やれるだけやるのもあり、手を抜くのもありです。自分の生活やその日のコンデション、気分によって力の入れ方を変えて良いのです。「やらなくちゃいけない!」から解放されて、もっと気軽に家事を楽しんでみてはいかがでしょうか?